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Activities in the Lab2022.06.08

(食品科学実験)~8回目~誘導体化→GC/MS分析まで行いました


今日は、抽出した試料を誘導体化して、分析まで行いました。


誘導体化は,アミノ酸など不揮発性の物質を揮発性物質に変えて,分析できるようにする作業のことです.

オキシム化(エノール変性を防ぎ,単一のピークを得る)→TMS化(トリメチルシリル化,揮発性物質に変える)

という工程を行います.

誘導体化試薬は何種類かありますが,本研究室で使用しているのは,「MSTFA」という試薬です(めちゃ高い).

10gで2万1000円するので,プレッシャーを感じながら実験をする必要があります笑


また,誘導体化によって選択性が生まれるというメリットがあります.デメリットとしては,化合物が変わってしまうことです.



個人的には,GCMS はシリンジを何回うつか?など細かい設定ができることを初めて知りました。


GC/MS  のメリットは、LC/MS よりもデータベースが充実していることです。

データベースと化合物が一致させるため、温度設定は論文どおりするのが無難です。








分液ろうと。液液抽出に使います.

この記事を書いた人
Ayaka Masumori (M2)
Ayaka Masumori

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