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(食品科学実験)~12回目~データ解析の解釈を学びました
こんにちは.
暑い日が続いていますが,
研究室はクーラーが効いているので
快適に過ごせています,
ありがとうございます,
本日は,統計解析ソフトである
SIMCAを用いて
パンの解析データの見方を
教えていただきました.
SIMCAによって,
GCMSで得られたデータを
色々な種類の解析方法によって
解析ができます,
データ量は膨大にあるので
何が良くて,何が悪いのか?が
パッと見ただけでは分かりません.
では,どうしたらいいのか?
それは,有意差検定を行います,
有意差検定とは,試料間の
差を見るときに使う検定です,
指標として,p値(有意確立)
を使用して検定を行います,
一般的に,
p<0.05 だと,有意差がある
ということを表しており
差があることが解析して
わかったということになります,
(p<<0.05というのは
有意水準が5%であるので
こうなっていますが,
有意水準は,10%にしたり
変更していいので,
ゆるい検定もあります,)
じゃあ,有意差検定するだけて
いいのでしょうか?
実はそうじゃありません,
そこには,良いモデルである
ことが必要になります,
モデルというのは,
SIMCAがデータを使って
いいデータかどうかということで
「予測モデル」を作ります,
良いモデルと言える
具体的な基準があるのですが,
(R^2Y>>0.65, Q^2Y>0.5)
その基準をクリアすれば
良いモデルを作成できたと言えます,
従って,
モデルを見る かつ 有意差検定
を行えば,良い解析です,
解析方法は,前回簡単に
説明しましたが,主に使うのは,
PCA(主成分分析)と
OPLS−DA(判別分析)です,
PCAは,
データの全体像を把握したいとき
に適しています
有意差検定はできませんが,
データのばらつき具合や外観が
図によって,客観的に
分かります,
OPLSーDA(判別分析)は
試料間の違いを見たいときに
行う解析です,
こちらで,有意差検定を行い
数値としても,差があるのかが
わかるようになります.
前も申し上げましたが,
大体,
PCA⇨OPLS-DAを
することが多いです,
他にも,OPLSーR(回帰分析)
などもあります,
とりあえず,SIMCAによって
色々なデータ解析が行えるので
非常に便利です,
本日をもって,3年性の
基礎食品科学実験は終了です.
来週からは,卒論のことを話したり
夏休み中にできたら
衛生学の実験も行いたいと考えています
ここまで読んでいただきまして
ありがとうございました,